あとがき(2022年10月)
●ファミリーレストランに入る。最近の注文はほとんどタブレットでするので、定員が来ることはない。時代の変化にうとい私でもそれぐらいは知っている。しかし注文したものが、ロボットが運んできた時には驚いた。そっと品物を取ると、キッチンの裏へ消えていった。人とすれ違う時は大丈夫なのだろうかと思い実験してみた。見事に私を避けた。さすがに会計は人間だったが、そろそろ現金を持ち歩く時代ではなくなっているので、ここももうすぐ自動化か。さすがにキッチンはと思いたいが、チンでいけるかと思うと、末恐ろしくなってきた。人間の居場所がない
●先日カタログ販売で、お勤めをする可愛いお坊さん人形があった。各宗派対応で、美しい声らしい。いよいよ無人化が宗教界にもきたかと思った。その事を末娘に言うと、「そんな人形意味ないやん」と。理由を尋ねると、「お勤めの後には、仏様のお話がいるやん。人形には出来ないやろぉ」。素晴らしい子だ。親の顔が見てみたい(笑)。しかし京大では原始仏教をAIに学ばせて、人の悩みに答えさせようと頑張っているらしい。血の通った人でなければならない事がまだまだたくさんあるのに便利さだけで進む世の危うさを思う。救いを求めての事だろうが、人間知の延長にそれはない