あとがき(2022年1月)
●「バーバ、みんな集まれって言うて」。突然孫から催促され戸惑うバーバ。お茶碗に残った米粒を残さず食べる為に、幼稚園の先生が毎日言うので、バーバにも言ってもらって、残さず食べようとしたそうだ。昔は「残すと目が潰れる」と言われた。内容は同じでも「集まれ」と「潰れる」とでは随分違う。もう一つ違った言い方がある。「勿体無い」。「体(形)が無いわけでは無い」という意味だ。あると言えばいいのだが、あるとも言えない
●体とは仏さま。米粒一粒にも仏様がいるから感謝して大切にしましょうと言う意味だ。しかし賢い人には、そういう曖昧な言葉は通じないらしい
●おじいちゃんから米粒には仏様がいると教えられ、いつもキチッと食べていた小学生が、その事を担任に言うと、「米粒には仏様ではなく、タンパク質と炭水化物と水分しか無い」と言われ、嘘を教えたと、おじいちゃんを責めた
●見える物だけを信じなさいと育てられたであろう先生を責めても仕方がないが、おじいちゃんが伝えようとしている願いとは何か、無いわけでは無いものとは何かと問えない感性の人が、これからの子ども達を育てている。今こそ仏さまの話しを聞かなければ、無味乾燥な時代が来るだろう
●「毎月仏さまの話をしているから皆お寺に集まれ!」