1. HOME
  2. 書き物
  3. あとがき
  4. あとがき(2022年11月)

あとがき(2022年11月)

●いつも師より、「説明や理解で人は絶対に救われない。善き人に出会えたという感動でしか自分の全体が救われることはない」と教えられている

●先日、大変お世話になった方が亡くなられた。有縁の方々と共にお寺の本堂で葬儀を勤めた。それぞれがゆっくりと故人様を偲びながらの大変良いお葬儀だった

●亡くなられて2週間目のお参りの時、お孫さんから「今おじいちゃんはどこにいるの?三途の川は渡れるの?」と問われた。大変難しい問いに、「おじいちゃんがどこに居るのか、三途の川とは何か」を説明してしまった。顔を見ると当然何を言っているのか分からない顔をしている。周りに居た大人達も同じ思いだっただろう。突然死の母の前で、どんな言葉も届かなかった自分を思い出し猛省した

●どこにいるのか、三途の川が何かを聞きたいのではなく、共に生き合ったおじいちゃんが気になって気になって仕方がない彼の思いを無視して偉そうに話す自分の危うさを思った

●今は「亡き人は、常にあなたのそばにいて、あなたと出遇えた事を喜び、あなたの歩みを心配しながらも、後悔の無い歩みをさせる努力をし続けて下さる仏さまです」と伝えたい

●また説明してしまった。ナム

関連記事