1. HOME
  2. 書き物
  3. 身と土【サンガの建設】
  4. サンガの建設97

サンガの建設97

「福祉仏教」という提案を考える

 ある仏教専門誌が「福祉仏教」という提案をし、活動を弘めていこうという講座を開いていたので受講しています。

 宗教者の福祉といえば、医療行為が施せず、死を目前にした方に寄り添い傾聴するホスピス(キリスト教系)やビハーラ(仏教系)などがありますが、それに連動して、まだまだ元気ですが、障害者や認知症の方、または独り身で相続人がいない方など、自分で財産を管理できない青年後見人制度に寄り添う福祉活動というものでした。
最初はどこで仏教とつながるのか不思議に思いながらの受講でした。
要約すれば、困っている人への手助けをする制度はたくさんありますが、知識が無い為に関わる事への不安や、まだまだ周知されていない現状が、困難者を増やす原因だという事です。
そこで御門徒様の中にも困っている方がおられたら、多様な選択肢が持てるように寄り添り、教えてあげてほしいというのが趣旨でした。
制度への橋渡しと言うより、本来宗教者によって実現されてきた、一人一人の具体的な不安に耳を傾け、共に教えに救われてきた僧伽(サンガ=集い)にこそ福祉の歴史があるのではと語られていました。
形が整えば、お寺で話しを聞く機会を設け、皆さんの声を聞きつつ、共に歩めたらと思っています。

関連記事